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山陽小野田市の耳鼻咽喉科 はせがわ耳鼻クリニック

突発性難聴

突発性難聴 はせがわ耳鼻クリニック

突発性難聴

 

突発性難聴とは、あるとき突然、片耳の聞こえが悪くなる病気です。
発症したことがはっきりとわかるほど、聞こえ方に強い違和感を自覚します。まったく聞こえなくなったり、耳が詰まった感じになり、耳鳴りやめまいを伴う場合もあります。30~60歳代が中心で、特に50歳代が多くなっています。男女差はほぼありません。全国的には、年間3万~4万人が発症するといわれています。

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突発性難聴ってどんな病気

突発性難聴は、耳の奥(内耳)にある音を感じる神経の障害による「感音性難聴」のひとつです。難聴の程度は人によってさまざまで、耳閉感だけの人や、高音のみ聞こえない人、まったく聞こえなくなる人もいます。

発症と前後してめまいおよび吐き気・嘔吐を伴うことがあります。突発性難聴ではめまいの症状が起こるのは一度きりで、メニエール病のように難聴やめまいの改善や悪化を繰り返しません。

突発性難聴 原因と治療法は

突発性難聴の原因はまだはっきりせず、耳の血流がなんらかの要因で阻害されて起こるという説と、耳の奥にある音を感じる神経細胞がウイルスに感染して起こるという説があります。そのほか、過労やストレス、睡眠不足や、高血圧や糖尿病などの基礎疾患が発症に関わっているともいわれています。

突発性難聴では、副腎皮質ステロイド薬による治療が基本です。これを内服あるいは点滴で全身投与し、一般的には1~2週間かけて徐々に投与量を減らしていきます。これに並行して、血流を改善させる血管拡張薬(プロスタグランジンE1製剤)や代謝促進薬(ATP製剤)、そのほかビタミンB12製剤を使用します。

最近では、耳の中に副腎皮質ステロイド薬を直接注入するステロイド鼓室内注入療法が行われるようになってきました。この治療は基本の薬物療法で十分な効果が得られない場合や、ステロイド薬を全身投与することが困難な場合に行われます。ステロイド全身治療と同等かそれ以上の効果が認められています。

 

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